島根県松江市の日本庭園・由志園で始まったこの時期恒例のイベント「池泉牡丹」、色鮮やかなぼたんが庭園の池を覆い、大勢の観光客を魅了しました。

松江市八束町にある日本庭園「由志園」。池一面に広がっているのは、淡いピンクに鮮やかな赤…約3万輪のぼたんの花です。

嶋村采音アナウンサー:
今年も恒例のイベントが始まりました。色とりどりのぼたんがきれいです。

大型連休に合わせ始まったこの時期恒例のイベント「池泉牡丹」です。日本一のぼたんの産地・大根島では、年間約70万本が生産されますが、苗木を育てるため、一部の花は摘まれてしまいます。その花を水に浮かべ楽しんでもらおうと、11年前に始まったのが、この「池泉牡丹」です。

連休のはざまの平日ですが、県の内外から訪れた大勢の観光客が、池に浮かぶぼたんのグラデーションを楽しんでいました。

観光客:
「すごく日本ぽい。ぼたんが魔法みたい」
「ネットで調べて牡丹が綺麗だなと思って。いい香りがして、色も素敵ですごくきれいです」
「ゴールデンウィークしか見られないということで、29日は天気が悪くて来れなかったけれど、ここまでと思っていなくてすごくきれいでした」

由志園・石川裕子さん
「由志園の一大イベントとなっています。メンテナンスを毎日行っていますので、朝一番の一番きれいなフレッシュな花を楽しんでいただけると思います。香りが素晴らしいので香りを楽しんでいただきたいです」

30日の松江市は、時折雨がぱらつくすっきりしない空模様でしたが、日差しがなく池の水温が上がらないため、花の持ちが良いということです。

「池泉牡丹」は、5月6日まで開催され、5日と6日は限定で黄金色のボタンを一面に浮かべる特別バージョンがお目見えするということです。