陶器市の期間中、有田焼の青の秘密を知る工場見学ツアーが、有田町で開かれています。

有田町の深海商店では、有田焼にかかせない青い絵の具「呉須」を作っています。

【リポート・戸川真夢】
「こちらの大理石でできた石臼で呉須を細かくすることで、なめらかな絵の具に仕上がります。」

色合いの異なる約300種類の呉須を取り扱っていて、1ヵ月ほどかけて調合から出荷まで手がけます。
工場見学ツアーは、有田陶器市の時期に合わせて2年前から行われていて、13代目の深海宗佑さんが呉須の歴史や基礎知識などを説明したあと、製造工程を見ることができます。

【深海家13代目 深海宗佑さん】
「裏側を知ってもらうことでより焼き物が魅力的に、奥深く見れるんじゃないかと思ってこの機会を設けた。」

「奥深さにびっくりしました。工程がいっぱいあってただ安い買い物することだけ考えなくて価値を見直したいと思った」
「色の深さとかが実際お皿を見ているだけよりぜんぜん違うなと思った。また今からちょっとお皿を見に行きたくなった」

工場見学は、事前予約制で2日まで行われています。