静岡県の知事選をめぐり各党の支援に向けた動きも活発になっています。自民党県連は17日、立候補を表明している2人から政策について話を聞きました。どちらを支援するか22日に正式に決定する予定です。

自民党県連は17日、支援する候補者を選ぶため浜松市の前市長の鈴木康友 氏と元副知事の大村慎一 氏に聞き取りを行い、川勝県政への評価や県政の課題について意見交換をしました。

鈴木氏は川勝県政との違いの1つにリニア問題をあげ、「生態系への影響を監視しながら対策を修正していく手法で前進させられる」と強調したということです。

鈴木康友 氏:
課題があるからやめるのではなくて、課題をどうクリアして前に進めていくのか。具体的な手法もこれからJR東海から示されるので、しっかり評価していけばクリアしていけるだろうと思います

また、大村氏は「人口減少社会の中で、県を元気にするためにデジタルの力を使って人手不足を緩和させ、生産性を向上し所得を増やしていく」と強調したということです。

大村慎一 氏:
デジタルというような象徴される新しい技術が今の日本、そして静岡県の生産性が向上して我々みんなが豊かになっていく。1つの大きなツールであると思っています

自民党はすでに静岡市議団が大村氏を推薦する方針を固めているものの、浜松市では鈴木氏を推す声もあり、自民党として一枚岩となれるか不透明な状況です。

自民党県連・増田享大 幹事長:
城内会長も一本化ということは明言されているし、私のところにもそういった強い声が届いていますので(一本化の)その方向を目指してはおります

自民党県連は18日、総会と役員会を開いて誰を支援するか協議し22日に正式に決定する予定です。