静岡県の川勝平太 知事の辞職に伴い、5月26日に行われる県知事選挙への立候補を表明している浜松市の前の市長・鈴木康友 氏(66)が4月19日に政策を発表し、「幸福度日本一を目指す」と述べました。

4月15日に知事選への立候補を正式に表明した浜松市の前の市長・鈴木康友 氏。

鈴木康友 氏:
「オール静岡で幸福度日本一の静岡県を目指します」というスローガンのもと、これから各種政策に取り組んでいきたい

19日は9つの政策を発表し、この中でリニア新幹線について「推進の立場である」と断言した上で、川勝県政との違いを強調しました。

鈴木康友 氏:
川勝知事がいろいろ課題を掘り下げてくれたが、僕はいかに解決して前に進めるか、やり方の違いに大きく差が出てくると思います

また、健全な財政運営や元日に起きた能登半島地震を教訓とした災害対策、さらには企業誘致を中心とした産業の振興など「市長時代の経験を活かしていきたい」と話しています。

鈴木康友 氏:
(浜松市長時代に)産業政策は新しい知恵を導入しながら新しい取り組みをしてきたので、そうした知恵や発想力は県政でも活かせるのではないかと

こうした中、鈴木氏を推薦する立憲民主党県連と国民民主党県連、両党を支援する労働者団体の連合静岡、それに県議会の第2会派・ふじのくに県民クラブは19日、選挙に向けた会議を開きました。

改めて4者が一体となって、鈴木氏を支えていく方針を確認したということです。

連合静岡・角山雅典 会長:
私の思いとしても県民が「静岡県に住んでいてよかった」、または全国から「静岡県に住んでみたい」、そういう県にしてもらうという思いで、短期決戦ではあるが一緒になって4者やっていきたいという思いを持っています

4者は20日も会議を開き、選挙戦の遊説計画など実務的な体制づくりを進めていく考えです。