伊東市の小野達也 市長は4月30日に開かれた定例記者会見で、5月26日に投開票が行われる県知事選挙について、元総務官僚で県の副知事も務めた大村慎一 氏の支持・支援を表明した上で「すべてに対して精通しているし、知事になったらもっと力を発揮してくれる」と述べました。

4月30日の定例記者会見で知事選への向き合い方を問われた小野市長は、「大村慎一 氏を支援する」と明言した上で、大村氏について、自身が県議会議員に初当選した当時(2005年)の知事で旧自治省OBの石川嘉延 氏を引き合いに「似ているタイプで、同じような環境で今まで来た人だと思うし、すべてに対して精通している。知事になったらもっと力を発揮してくれる。特に伊豆半島・東部のこと」と話しました。

また、会見の中で小野市長は、大村氏が総務省に帰任後も様々なアドバイスをくれていたことを明らかにし、「しっかり前面に出て応援していきたい」とも述べています。

一方、5月9日で辞職する川勝平太 知事の行政手腕については「いろいろな問題を解決するのではなく、次から次へといろいろな問題を出していく。それだとなかなか結論が出ない」と疑問を呈し、「知事たる者は敵を作ってはいけない。いろいろな考えがある中で最大限、自分たちの理想や要望を通していく立場にあるので、そういう点でつまずきは多かった」と評しました。