岸田首相は、衆議院の補欠選挙で自民党が全敗したことを「真摯(しんし)に受け止める」と述べたが、野党は攻勢を強めている。

官邸に入る際、岸田首相が初めて語った“敗戦の弁”。

岸田首相「真摯に重く受け止めている。政治資金の問題が大きく、重く足を引っ張ったこと、申し訳ない」

自身や党執行部の責任については、「課題に一つ一つ取り組み結果を出すことで、責任を果たしていかなければならない」と述べた。

岸田首相「(衆院の)解散・総選挙については、まったく考えておりません」

一方、立憲民主党の岡田幹事長は、国会の会期末の「6月に解散するのが、首相に残されたただ一つの道だ。それを志向するのは間違いない」と警戒。

「政治資金問題が足を引っ張った」との岸田首相の発言には...。

立憲民主党・岡田幹事長「全部、執行部、総理の責任じゃないですか。何か、言い方が非常に他人ごとみたいで、わたしはおかしいなという気がする」

また、共産党の小池書記局長は、「潔く身を引くべきではないか」と岸田首相に辞任を迫った。