春の交通安全県民運動の取り組みの一つとして、12日朝、県内各地で自転車の安全な利用が呼びかけられた。

春の交通安全県民運動では、「自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの順守」が重点の一つとなっている。
県警はこの一環として、12日を「自転車指導取締り強化日」とし、県内各地で広報活動や取締りを行っている。

南陽市の中学校では12日朝、玄関の前に警察官や交通安全協会の会員などが立ち、登校する生徒に「車道が原則」「交差点では一時停止を」と、自転車のルールを守るよう呼びかけた。

(呼びかけ)
「自転車の交通ルールを守ろうという運動です。自転車に乗る時はヘルメットをかぶってください」

(南陽警察署・佐野正人交通課長)
「自転車の事故は、一度起きるとけがが大きくなるケースがあるので、自転車の安全利用に努めてほしい」

県警によると、交通事故の件数は、近年全国的に減少しているが、自転車が絡む事故は増加傾向にある。
県警は、違反を確認した場合はイエローカードで注意を促すほか、飲酒運転など悪質な違反は検挙を含め対応するとしている。