将棋の名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)を4勝1敗で制した藤井聡太名人(21)が、初防衛から一夜明けた28日、会場となった北海道紋別市で流氷観光船「ガリンコ号Ⅲ IMERU」を見学した。
挑戦者の豊島将之九段(34)と共に流氷観光船の発着場となる海洋交流館を訪れ、停泊中のガリンコ号に乗船。流氷の中を進むためのドリルをのぞき込むなど関心を寄せながら、流氷を砕く仕組みや船体の説明に聴き入った。アザラシのぬいぐみやガリンコ号のおもちゃをプレゼントされると笑みもこぼれた。
名人戦の地元実行委員会の委員長を務めた宮川良一・紋別市長は「少しでもリラックスできる時間を提供できたなら何より。対戦した藤井名人、豊島九段には紋別市を全国に広めてくれて感謝している」と話した。【本多竹志】
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