藤井聡太八冠は31日、叡王戦五番勝負の第4局で伊藤匠七段に勝ち、2勝2敗としました。

 千葉県柏市で伊藤匠七段の挑戦を受けた叡王戦第4局。1勝2敗でカド番となっていた藤井八冠は、不利な後手番ながらもペースを握り、午後6時すぎ132手で勝利しました。

 これで2勝2敗のタイとなり、シリーズは最終局に持ち込まれることになりました。

 対局後、藤井八冠は「ひとまず最終局に持ち込めたのはよかったですが、次も大事な1局になるのでそちらにむけてもしっかり状態を整えていければと思います」と話しました。

 叡王戦第5局は6月20日、山梨県甲府市の「常盤ホテル」で行われ、先手・後手は振り駒で決まります。

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