今年の宮中行事「新嘗祭」に献上する米の田植えが7日、佐世保市で行われました。

42年ぶりとなる宮中献穀事業です。

佐世保市上柚木町では田植えを始める神事「御田植祭」が行われ、佐世保市の宮島市長など約100人が出席しました。

毎年秋に皇居で行われる「新嘗祭」は五穀豊穣などを祈願する宮中行事で、全国から新米が献上されます。

7日は早乙女姿の柚木小学校6年生が「なつほのか」の苗を丁寧に植えました。

中倉涼音さん(11)
「(田植えは)幼稚園の頃にも一度やったことがあったので、楽しかった。宮中の皆さんにおいしいお米をいっぱい食べて欲しいという思いでやった。大きくて立派でつやつやな米がいい」

献穀田の管理者 松永昌志さん
「立派な米を長崎県の代表として天皇陛下に届けたい。病気や虫に食われないように、いい米を作りたい」

佐世保市で宮中献穀事業が行われるのは42年ぶりで、新嘗祭には1升分の米を献上します。

今後は虫除けなどを祈願する「青田祭」や稲刈りの「抜穂祭」が行われます。

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