ユニバーサルミュージックは13日、3人組バンド「Mrs.GREEN APPLE」（ミセス・グリーン・アップル）の新曲「コロンブス」のミュージックビデオの公開を停止した。「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていたため」とし、公式ホームページで謝罪した。
ビデオは12日に公開された。クリストファー・コロンブスら歴史上の人物にふんしたメンバーを乗せた人力車を類人猿が引くなどの映像に対し、インターネット上で、描写が「差別的だ」などの批判が殺到した。
こうした経緯を受け、ボーカルの大森元貴さんは13日、コメントを発表。「決して差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでした」とした上で、「我々の配慮不足が何よりの原因」「ご指摘を真摯（しんし）に受け止め猛省しております」と謝罪した。
ミセスは、2015年にデビュー。23年に発表した楽曲「ケセラセラ」で日本レコード大賞を受賞したほか、同年の第74回NHK紅白歌合戦に「ダンスホール」で出場した。【井上知大】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
