100年以上の歴史がある「札幌まつり」。

 昔はいったいどんなお祭りだったんでしょうか?

 時代とともに変わりゆく風景を見ていきます。

 今から60年ほど前、1963年の「札幌まつり」。

 見てください!まさにお祭り騒ぎ。中島公園は大勢の人であふれかえっていました。

 この頃からおなじみの”お化け屋敷”があったんですね。

 見ていただきたいのがこれ。今でいう”メリーゴーラウンド”でしょうか。当時は遊園地のように子どもが楽しめる雰囲気でした。

 さらにゾウもいました!

 札幌で今なら円山動物園でしか見られませんが、お祭りで見ることができる時代でした。

 1971年になると、テレビもカラーになりました!

 引き続きゾウがいました。

 このころ露店で人気だったのが「ウルトラマン」。

 「帰ってきたウルトラマン」が放送された年でした。

 1979年、子どもたちが夢中になっていたのは定番の「金魚すくい」。

 当時は柄杓(ひしゃく)のようなもので金魚をすくっていたんでしょうか?子どもにはすくいやすそうです。

 カメも売っていました。

 さらにヤドカリも。お祭りでヤドカリが買える、今ではなかなか見られない風景です。

 「1982年の中島公園には去年と同じように約1,000軒の露店が並んでいます。昔懐かしいハッカパイプの香りがしますね。変わったところではモナカの皮で小さなスーパーボールをすくうものや、時代のせいでしょうかクレープの屋台もたくさん並んでいます」(当時のリポーター)

 クレープはこの頃から登場したんですね。

 その2年後には、この年大ブームとなった「エリマキトカゲ」。

 すごく流行りました。

 さらにこの年、日本初上陸で話題になったのが「コアラ」です。

 1990年代に入ると、今ではお馴染みの屋台グルメが大人気に!

 「1993年、露店のベスト3のメニューがあります。今一番人気があるのがフランクフルト。2位は定番商品焼きそば、3位チョコバナナ」(当時の宇野章午アナウンサー)

 「村川さん何か食べたことあるものありますか?」

 「もっぱらみそおでんでした」(村川さん)

 時代というのは確実に流れていくんですよね」

 やり取りもまさに時代を感じますね~。

 1997年。このころからピンとくる方も多いんじゃないでしょうか?

 そう!「たまごっち」!たまごっちがあたるくじがお祭りで大人気でした。

 本当に買えなかったもんね!たまごっち。

 2000年代に入ると射的の他にピッチングゲームが登場したり、記憶に新しい2010年代は「電球ソーダ」などSNS映えするものが人気になりました。

 古き良き文化を残し、時代とともにアップデートし続けてきた「札幌まつり」。

 6月14日から3日間、ワクワクが止まりません。

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