光市PR大使就任式で、ポーズを決める(右から)市川熙市長、松陰寺太勇さん、シュウペイさんら=山口県光市で2024年6月19日午前9時15分、峰下喜之撮影

 お笑いコンビ「ぺこぱ」の松陰寺太勇さん(40)とシュウペイさん(36)が19日、山口県光市初代の「市PR大使」に就任した。任期は3年で、市の関連イベントに出演したり、ネット交流サービス(SNS)を活用したりして市の魅力を発信する。2人のうち地元出身の松陰寺さんは「誇りに思う。頑張って魅力を全国に届けたい」と抱負を述べた。

 松陰寺さんと、横浜市出身のシュウペイさんは2008年にコンビを結成。19年の漫才大会「M―1グランプリ」3位を機に、「悪くないだろう」と肯定するツッコミなどで人気者に。松陰寺さんは24年1月に県から「山口ふるさと大使」を委嘱された。

 光市のPR大使就任式は市役所であり、市川熙(ひろし)市長が地元メーカーのステンレス製委嘱状(25センチ四方)を手渡し、「私たちには見えていない魅力を見つけてほしい」と要請した。光市観光協会の「光きらめき大使」とは別に、一層広く発信しようとPR大使を創設し、地元ゆかりのぺこぱに白羽の矢が立ったという。

 松陰寺さんは相方の芸名について、光市虹ケ浜の海に反射して輝く太陽の丸いイメージを親しみやすい性格に重ね、本名「秀平」に「。」を付け「シュウペイ」と命名したエピソードを披露。シュウペイさんは「光市のPRは悪くないだろう、です。コンビで呼んでもらって光栄で、光市を背負っていきます」と力を込めた。【峰下喜之】

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