テイラー・スウィフト(2019年12月、ニューヨーク) Brian Friedman-Shutterstock
<テイラーファンの飼い主が愛猫に「オリジナル衣装」を着せるアカウントが大人気。本人との共演を期待する声まで上がっている>
昨年3月から始まった世界ツアー「The Eras Tour」が、このほどイギリス・リバプールで行った公演で記念すべき100回目を迎えたテイラー・スウィフト。観客動員数で世界新記録を樹立するなどツアーは世界各地で異例の盛り上がりを見せているが、ネットでは今、テイラーのステージ衣装を華麗に着こなす猫が話題を呼んでいる。
【動画】テイラー・スウィフトのステージ衣装を華麗に着こなす「モデル猫」...小道具まで驚きの再現度
米オレゴン州在住のテイラーのファンだという53歳の男性シンディ・パークが、テイラーの衣装を再現した手作りコスチュームを愛猫たちに着せる動画をSNSにアップし、「アメージング」「素晴らしい」「かわいい」「とろけそう」と大反響で、心を奪われる人が続出している。
愛らしさだけでなく、クオリティの高さも評判で、米ピープル誌で紹介されるなど注目を集め、インスタグラムのアカウントは18万2000人を超えるフォロワー数を誇る人気となっている。
「真のテイラーファン」で着脱にも協力的
シンディは9匹の保護猫を飼っているが、なかでもバジャーという9歳の猫はテイラーの楽曲を聴くと興奮するほどのテイラーファンで、洋服を着るのも大好きだという。
テイラーのコンサート映像を鑑賞するのが趣味のシンディは、美しいステージ衣装に魅了され、「バジャーならきっと着こなせるはずだ」と、テイラーの衣装を愛猫に着せるアイディアを思いついたと話す。
デジタルクリエーターのシンディは、自ら猫が着られるよう再現したデザイン画を描き、布地をつなぎ合わせ、キラキラとした飾りをつけ、次々とオリジナル衣装を製作。
バジャーだけでなく、時には相棒のエミリーも煌びやかな衣装を纏い、ご褒美のおやつをもらいながらモデルさながらにポーズを取ったり、家の中を歩いたりしている。バジャーは自ら衣装を運んでくることもあるほど気に入っており、着脱にも協力的で、テイラーを象徴するさまざまな衣装を誇らしげに着て、飼い主との撮影を楽しんでいるという。
そんな猫たちに「完璧なキャットウォーク」と、モデルとしての資質を評価する声も寄せられている。
シンディは、テイラーの衣装以外にも『スター・ウォーズ』や『バットマン』のキャラクター、着物風の衣装なども手作りしており、インスタグラムでは猫たちによるモデルさながらのファッションショーが楽しめる。
コメント欄には「テイラーにビデオを送るべき」「テイラーは絶対に見るべき」との書き込みも多くみられるが、テイラー自身も大の猫好きで3匹の愛猫がいる。
猫たちはSNSやミュージック・ビデオ(MV)に度々登場しているほか、テイラーが昨年12月にタイム誌の「今年の顔」に選ばれた際にもラグドールのベンジャミンと一緒に表紙を飾っている。
それだけに、「テイラーはツアーに連れて行く必要がある」と、バジャーとの共演に期待が膨らんでいる。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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