藤井聡太八冠と伊藤匠七段が20日、対局した叡王戦第5局は、藤井八冠が破れ、初めてタイトルを失いました。伊藤七段は初のタイトル獲得です。
2勝2敗のタイで迎えていた叡王戦第5局。藤井八冠にとっては「八冠維持」か「七冠後退」がかかる注目の一局でした。
先手の藤井八冠が早くから猛攻してペースを握っていましたが、終盤に伊藤七段が反撃すると藤井八冠が持ち時間を消費し、伊藤七段が勝利しました。伊藤七段は初めてのタイトル獲得です。
藤井八冠は初めて失冠し「七冠」となり、タイトルの連続獲得記録も22でストップしました。全冠保持の日数は254日でした。
藤井七冠の次の防衛戦は、永世称号の獲得まであと1勝となった棋聖戦第3局で、7月1日に名古屋市中区大須の万松寺で行われます。
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