絵画や彫刻など愛媛に住む愛好家らの作品を集めた「春の県展」が、松山市の県美術館で今年も16日からスタートしました。今年の1000点を超える力作が並んでいます。
「春の県展」は審査がなく出品作の全てを展示。今年は15歳から97歳まで幅広い年齢層から日本画、彫刻、工芸、書道など8つの部門に、愛媛に住む愛好家らの作品あわせて1063点が出品されました。
内木敦也キャスター:
「それぞれの作品は様々な題材や表現で作られているんですが、身近なものもあるんですね。この風景見覚えのあるという方も多いんではないでしょうか」
咲き乱れるヒマワリをテーマにした作品は大洲市五郎の夏の盛りを描いた日本画。伝統的な画材岩絵の具を用いて色鮮やかに描かれています。
また洋画部門では東予の秋の風物詩「西条まつり」の作品も。豪華絢爛なだんじりとともに練り歩くかき手たちが力強く表現されています。
このほか別子銅山で採れた銅板に「風神」「雷神」を立体的に表現した作品のほか、人の表情や服装などが繊細に表現され写真のような版画なども。訪れた人たちは個性豊かな作品の数々に見入っていました。
春の県展は4月24日まで開かれています。
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