世界初のプロダンスリーグ「D.LEAGUE」。その年間王者を決める最終決戦では、全観客を魅了した“人間離れした”アニメーションダンスに、会場が揺れるほどの“超絶アクロバット”まで、圧巻のパフォーマンスが披露されました。
会場も静まり返った“人間離れした不思議な動き”
去年10月に開幕し、およそ8か月間にわたった「D.LEAGUE 23-24シーズン」。9日、総勢13チームの中から上位6チームが駒を進めたチャンピオンシップが開かれました。
大本命は、レギュラーシーズン1位の『CyberAgent Legit』。シーズン成績「9勝1敗2分」という常勝軍団です。
『CyberAgent Legit』ena(24):
「極上のレジットを用意してきたので、誰がきても、絶対勝てる」
そのライバルとなるのが、シーズン2位の『KADOKAWA DREAMS』。
前回のチャンピオンシップでは、シーズン3位ながらも、1位のCyberAgentから年間王者を奪い取った“下剋上軍団”です。
シード権を持つ注目の2チームは、準決勝からの登場。
CyberAgentは、シーズン4位の“超絶ブレイキン集団”『KOSÉ 8ROCKS』と対戦し、勝利。
KADOKAWAは、今季初参戦ながら6位でチャンピオンシップ進出を果たした『DYM MESSENGERS』との対戦です。
なんとしてでも決勝に進むべく、KADOKAWAが出してきたのが、エースの颯希(SATSUKI・23)。チームの指揮官、KEITA TANAKAディレクター(45)も「颯希は本当に世界レベル。世界で5本の指に入るダンサーになる」と話す逸材です。
颯希さんの武器は、コマ送りのような動きが特徴の「アニメーションダンス」。
体の関節が細かくバラバラに動く“人間離れした不思議な動き”に、SNSも大バズり!その武器が、準決勝でさく裂しました。
どこか切ない女性のアカペラにのせて繰り広げられた颯希さんのソロ。しなやかなロボットのような、人形のような、動き。しなやかながらも、強い“生命力”のようなものが感じられるダンスに、会場が静まり返る場面も…。審査員のSAMさんは「惹きつける力がものすごくて、このソロだけで持っていた」と絶賛、KADOKAWAも決勝にコマを進めました。
1票差の大接戦となった「Dリーグ」年間王者決勝
決勝は、前回と同じ『CyberAgent Legit』VS『KADOKAWA DREAMS』。
2連覇を狙うKADOKAWAは、優勝をつかみ取るように突き上げた右手を握りしめ演技スタート。
人間ピラミッドの上から前転しながら飛び降りると、控室で見ていたKADOKAWAのメンバーも「おー!!これはヤバいね」
さらに、アクロバットからのブレイキンと、会場を圧倒しまくりました。
そして、結果は…。
『KADOKAWA DREAMS』が6票、『CyberAgent Legit』が5票。
1票差の接戦を制したKADOKAWAが2連覇を達成しました。
『KADOKAWA DREAMS』 MINAMI(25):
「2連覇って本当にハードルが高いと思ていたので、KADOKAWA DREAMS最強だなって思いました」
D.LEAGUEの「2024-25シーズン」は10月に開幕。まもなく新たな戦いが始まります。
安住アナも気になった“ボロボロ靴下”で踊るワケ
CHAMPIONSHIP最優秀ダンサーを2年連続で受賞した颯希さんの「アニメーションダンス」を間近で見た櫻坂46の松田里奈さんは「同じ人間なのかと思うぐらい見たことのない動きばかり」と目が釘付け。江藤愛アナも「信じられない」という表情で首を横に振って見入っていた。
また他のメンバーが披露した“7連続高速バック転”に、比較的冷静だった安住紳一郎アナも「おーおおお!!」。圧巻のパフォーマンスに、スタジオが興奮と驚きに包まれた。
優勝への“戦略”について聞かれたリーダーのKISAさん(21)は「自分たちは多ジャンルを揃えたチームなので、準決勝は繊細でアーティスティック。決勝は“どストレート”なヒップホップと、全然違う作品で勝負した」
そして、安住アナが「去年もスタジオに来て頂いて、やっぱりどうしても気になっちゃう」と話を振ったのが、黄緑色に染めた坊主頭や派手なメイクが際立つMINAMIさん。「一度見ると忘れられない。でも意外にね、奇抜なファッションとは裏腹に礼儀正しい方でね」と笑いを誘った。
続いて安住アナは、足元を見ながら「ちょっと驚いたんですが、ダンスの時って素足なんですか?」と質問。MINAMIさんは「普段靴を履くことが多いんですけど、今回は靴下でいきたい気持ちもあったし、裸足でもいきたい気持ちもあって…」と足を上げて見せた。
すると、靴下は履いているものの、指先や底が破られ、ほぼ甲の部分だけに布が残る“半靴下・半裸足”の状態。「靴のメンバーもいるので、それとのバランスを考えつつ」滑らないように切って工夫したと、衣裳へのこだわりを話した。
「でもこの足でターンしたらアチチアチチじゃないの?」という安住アナに、メンバーは大きくうなずき「アチチですよもう、アチチです」と笑って答えていた。
(THE TIME, 2024年6月20日放送より)
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