1963年の開館以来、60年あまりにわたって北海道の舞台文化を担ってきた道新ホールが6月末をもって閉館します。市民や関係者から惜しむ声があがっています。
「拍手であったり笑い声であったり、楽しんでもらえてる様子が全て掌握できるホールだったので、個人的には寂しいという思いが一番強い」(クリエイティブオフィスキュー 鈴井貴之さん)
道新ホールの思い出を語るのは、テレビや舞台で活躍する鈴井貴之さん。
6月21日から23日までの3日間、閉館企画「ありがとう道新ホール」の特別公演として、所属する芸能事務所クリエイティブオフィスキューの舞台が行われました。
この場所での演劇は、これが最後です。
「チームナックスにとっても、大学の演劇研究会の時から憧れの場所。高校球児が目指すのが甲子園であれば、僕たちは道新ホールを目指して、演劇をずっと練習してきた」(クリエイティブオフィスキュー 森崎博之さん)
1963年に開館した道新ホール。700席を備えた会場は演劇やコンサートなど文化の拠点として長年親しまれてきましたが、北海道新聞社の本社移転に伴い、閉館。
市民からも惜しむ声があがっています。
「落語を見に行った。見慣れたところがなくなるのは寂しいが、しょうがないかな」(20代)
道新ホールでは6月30日の閉館する日まで落語の演目が予定されていて、多くの笑顔とともに61年の歴史に幕をおろします。
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