7月3日から新しい紙幣の発行が始まるのにあわせて、明治以降に発行された紙幣を集めた企画展が、浜田市で開かれています。
7月3日から発行される新紙幣、1万円札の「顔」になるのは「日本資本主義の父」と呼ばれた実業家・渋沢栄一です。
渋沢栄一がお札の顔になるのは実は2回目で、最初は1904年、頭取を務めた「第一銀行」が、当時の「大韓帝国」で発行したお札の図柄になっていました。
浜田市の浜田郷土資料館で開かれている企画展「新1万円札の顔は渋沢栄一」。20年ぶりに新しい紙幣が発行されるのにちなんで開かれました。
会場には、明治維新後初めて発行された政府紙幣「太政官札」やその後、国の条例に基づいて津和野や松江でも設立された「国立銀行」が発行した紙幣など、資料館友の会のメンバーでもある市内のコレクターが約40年かけて収集した明治以降の貴重な紙幣70点が展示されています。
浜田郷土資料館・小松原豊館長:
明治からある「古札」ですから、ぜひご覧になって何か感じてもらえるものがあればうれしい。
企画展「新1万円札の顔は渋沢栄一」は、8月20日まで開かれています。
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