「日本近代スポーツの父」と呼ばれる松江市出身の弁護士・岸清一に贈られたオリンピックゆかりの品が、親族から松江市に寄託されることになりました。
松江市に寄託されることになったのは、岸清一が所有していた1932年のロサンゼルスオリンピック記念プレートです。プレートは5年ほど前、孫の健二さんが自宅を整理していて偶然見つけました。
11日に岸清一の孫の岸健二さんとひ孫の満帆さんが松江市役所を訪れ、上定市長に手渡しました。
「日本近代スポーツの父」と呼ばれる岸清一は、1867年に松江市に生まれ、国際弁護士として活動する傍ら、大日本体育協会の会長や国際オリンピック委員を歴任。
日本のスポーツ界発展に尽くし、1964年の前回の東京オリンピック誘致の礎を築きました。
その岸が、私財を投じて選手団を派遣したのが、1932年のロサンゼルスオリンピック。このプレートは、そうした岸の功績を称えて贈られたとみられますが、その経緯など詳しいことはわからないということです。
岸清一の孫・岸健二さん:
亡くなった父の部屋で見た記憶があったので、無くなったものだと思っていたが、出てきたのでびっくりした。多くの松江市の方に見ていただいて、松江市のために活かしていただけたらと思います。
国内では初めて見つかったとみられるこのプレートは、松江歴史館で12日から始まる企画展で、9月16日まで展示されます。
「松江のスポーツ今昔」
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