米誌タイムは17日、毎年恒例の「世界で最も影響力のある100人」を発表した。日本からアニメ映画監督の宮崎駿氏と社会学者の上野千鶴子氏、大阪大の林克彦教授、米エール大の岩崎明子教授を選んだ。
宮崎氏を「アニメ界の歴史で個人として最も影響力のある監督」と評し、最新作「君たちはどう生きるか」は多くの人を引きつける「名作だ」とたたえた。上野氏については著作が中国で人気となり、フェミニズムの概念を広めるとともに、結婚と出産を巡る重圧に抵抗する中国人女性らの「ロールモデル」になったと紹介した。
林氏は雄マウス由来の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を作製することに成功し「不妊の問題を抱える人々に希望を与えている」と評価。岩崎氏の免疫学の研究が「新型コロナウイルス感染症の後遺症の解明に役立っている」と称賛した。岩崎氏が経営に関わるスイス製薬大手ロシュによると、同氏は米国籍。(共同)
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