県内各地に100体近くある『放牛石仏(ほうぎゅう・せきぶつ)』を知ってもらおうと熊本市のくまもと工芸会館で展示会が開かれています。

『放牛石仏』は江戸時代中期に父親を侍に斬り殺された息子が仏門に入り、名を「放牛」と改め、供養のために現在の熊本市を中心に100体以上を建てたと伝えられています。

会場には「放牛さん」として親しまれている地蔵などの写真や現存する場所、刻まれた銘や歌などを実物から写し取った拓本の数々を紹介しています。

【放牛石仏を守る会 正田 吉男 事務局長】
「非常に珍しい石仏群、全国的にもほどんどないと思います。少なくとも露天にあるものについてはお堂を建てたいというのが我々の今後の目標になっています」

【作家 梶尾 真治さん】
「ポンッと思いがけずに出会えたら本当にうれしいですよね。もっと熊本で放牛さんツアーのようなイベントをやってもいいんじゃないかと思います」

【来場者】
「熊本のたいぎゃあ文化財ですよね」
「仏様だけん、大事にしてほしいよね」

この催し、最終日の15日は舞踊団花童による舞踊の披露が予定されています。

場所:くまもと工芸会館(熊本市南区川尻)

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