宮城県塩釜市では海の安全や豊漁を願う「みなと祭」が7月15日に開かれました。約1トンもあるみこしを担ぎ手たちが力を合わせて運ぶ姿に、沿道からは大きな歓声が上がりました。

塩釜神社と志波彦神社の202段ある石段。2つのみこしを人力で下ろしていきます。

記者リポート
「今、みこしを担いだ氏子たちが下りてきました。皆さん苦しそうな表情をしながら一段一段慎重に下っていきます」

重さは約1トン。最高気温28度に迫る暑さの中、大粒の汗を流しながら運びます。

沿道の見学者(カナダ出身)
「心の強さに感動しました」

みこしは町の中を練り歩いたあと、塩釜港へ。

記者リポート
「みこしを乗せた御座船が、約80隻の船を引き連れて松島湾内を巡航しています。非常に豪華な飾りつけで、とても迫力があります」

大漁旗を掲げた漁船などと一緒に、海の安全や豊漁を祈願しました。

仙台市から
「塩釜の祭は初めて来たが、活気があっていい」

15日の本祭の人出は約3万6000人が見込まれています。

また、本祭に先立つ14日には前夜祭が開かれ、約8000発の花火が夜空を彩りました。
あいにくの空模様でしたが、塩釜港の海上から水中スターマインや創作花火などが打ち上げられると、訪れた人たちからは歓声が上がりました。

来場客
「今年初めてなので、花火花火自体がけっこう普通に楽しみかもしれない」
「楽しい」
「あいにくの天気ですけれども、思ったより花火が隠れていなくてすごくいい」

塩釜みなと祭協賛会によりますと、14日は約9万6000人が訪れたということです。

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