「新喜劇に必要とされる存在になりたい」と語る信濃岳夫

人気座員、千葉公平と鮫島幸恵の結婚のニュースで祝福ムードの吉本新喜劇。座員同士の結婚は6組目となります。

しかし新喜劇にはもう一組、忘れてはならない夫婦(?)がいます。その名も「小泉夫妻」。小泉進次郎さん、滝川クリステルさん夫妻のモノマネをする〝偽夫婦〟ユニットです。

今回は小泉夫妻のうち「似てない方」「じゃない方」とイジられる信濃岳夫(しなの・たけお)を紹介します。

小泉夫妻としてモノマネ番組のオーディションに行っても、「番組の作家さんの眼中に僕はなくて、クリステルさんのモノマネをしている相方の金原早苗ちゃんがメイン。僕は隣でネタのタイトルを言う担当です」。そう自虐しつつ、人気番組「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」で見事に準優勝するなど、実力はお墨付きです。

進次郎さんのモノマネをするくらいなので一見、シュッとしている信濃。親族には医者や大学教授がいるそうで、本人もさぞかし優等生だったのだろうと思いきや、「大学受験で2浪して、マージャンやパチンコばっかりしていました」。

浪人中に高校の同級生に誘われて吉本総合芸能学院(NSC)に25期生として入学。最初は順調だった同級生とのコンビが解散し、新喜劇に入団しました。

「正直、新喜劇は簡単だと思っていましたが、周りの先輩のすごさに驚愕(きょうがく)して、やっていけるか不安になった」そうです。奥の深さを知った新喜劇で、「『この人がいると助かる』と言われる存在になりたい。そのために、確かな実力をつけていきたい」と、目標を教えてくれました。

そんな信濃が相方の金原とともに、笑いの殿堂「なんばグランド花月(NGK)」で5月12日にイベントを開催します。その名も「ザ・モノマネ新喜劇」。チャンス大城、兼光タカシ、アインシュタイン・稲田といった豪華ゲストを迎え、新喜劇を上演します。

芸人ライターで吉本新喜劇座員の吉岡友見

見どころを聞くと、「小泉家を舞台にするので、誰が純一郎さん、孝太郎さんをやるのか…」というまさかの内容。これは楽しみ。皆さん見逃さないでくださいね! 吉岡も出演しますよー!

(吉本新喜劇座員・芸人ライター 吉岡友見)

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