神戸市などは23日、神戸市立博物館(神戸市中央区)で来年度に「大ゴッホ展」を開催すると発表した。2025年は阪神・淡路大震災から30年、翌年には東日本大震災から15年を迎えることから、神戸の後は福島市でも巡回展をする。

 展示するのは、オランダのクレラー=ミュラー美術館が所蔵するフィンセント・ファン・ゴッホの作品「夜のカフェテラス」など約60点。「夜のカフェテラス」が日本に来るのは05年以来だという。

 モネなど同時代の印象派の作品約10点も見ることができる。

 共同会見で発表した久元喜造・神戸市長は「阪神淡路大震災の後、文化芸術が神戸市民を勇気づけた経験もある。(神戸から福島へ)たすきを渡したい」と話した。

 神戸市立博物館での会期は25年9月20日~26年2月1日。その後、福島県立美術館(福島市)、上野の森美術館(東京都)で展示する。(杉山あかり)

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