将棋の棋聖戦でタイトルを防衛した藤井聡太七冠が7月23日、第5局が予定されていた静岡県沼津市を訪れ子供たちと交流しました。

将棋の棋聖戦は藤井聡太七冠が7月1日の第3局まで3連勝で5連覇を達成し、自身初の永世称号「永世棋聖」を獲得しました。

23日は第5局の開催が予定されていた沼津市でタイトルの防衛を記念したイベントが開かれ、市内の小中学生 約180人が参加しました。

藤井七冠は5歳のときに祖母からルールを教わったことがきっかけで将棋を始めたことや対局では40手先まで読んでいることなどを披露し、子供たちからも次々と質問が飛びました。

小学生:
将棋が強くなるコツは何ですか?

藤井七冠:
自分が好きで楽しく続けられる方法というのが、上達の一番の近道になるんじゃないかと。私の場合は詰め将棋を解くのが昔から好きで、子供の頃は実戦はそれほど指していなくて詰め将棋をよく解いていました

小学生:
将棋のどのようなところが好きですか?

藤井七冠:
将棋というのはいろいろな種類の駒があるんですが、それぞれの駒の特性をうまく生かして、そういうのを連携して活用していくのが将棋の魅力の1つ。そういったことを自分の頭で組み立てながら考えていくのは将棋のおもしろさの1つだと思います

藤井七冠は今後様々な道に進む子供たちに「興味を持ったことを追求してそれを伸ばしていってほしい」とアドバイスしていました。

参加した中学生:
シンプルにかっこよかった。今回の話を聞いて将棋にも挑戦してみようかなと思った

参加した中学生:
自分が好きなことを続けたらいいと言っていたので、やっぱり続けることが大事なんだと思った

また、午後には約200人の将棋ファンが集まって祝勝会が開かれ、棋聖戦を振り返るともに「今後のタイトル戦もいろいろ工夫していきたい」とさらなる躍進を誓っていました。

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