考古学とその関連分野の優れた研究者に贈られる第36回浜田青陵賞(大阪府岸和田市、朝日新聞社主催)に、森先一貴・東京大大学院准教授(45)=先史考古学=が選ばれ、25日発表された。授賞式と記念シンポジウムは9月22日に岸和田市内で開かれる。

 森先さんは京都府出身。大阪大と東京大大学院で考古学を専攻し、奈良文化財研究所の主任研究員や文化庁の文化財調査官などを経て、2022年から現職。日本列島で旧石器時代に人類文化が成立した過程と、その文化に地域差が生まれた背景を解明し、研究成果を国内外に発信した業績が評価された。日本の旧石器時代の研究分野での受賞は初めて。(筒井次郎)

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