若手真打ちの落語家、柳家平和さん(34)が8月上旬、九州各地の寺で小中高生向けの「怪談噺(ばなし)の会」を開く。料金は投げ銭制。「保護者や地域の大人も来ていただければ」と呼びかける。
平和さんは2007年入門で、23年9月に六代目柳家小さん一門で真打ちに昇進。柳家かゑるから二代目平和を襲名した。真打ち昇進前の22年夏、全国の子どもたちに落語を届けようと、オートバイで本州各地を回り、寺を会場に子ども向け落語会を開いた。今回は九州を回る。
「落語を聞いたことのない子どもたちに話芸の面白さを知ってほしい。無料だからではなくて、芸術文化にお金を払って見る習慣を付けてほしいから、投げ銭形式でやります。笑ってもらってから怖い噺で怖さを楽しんでほしい」と平和さん。
日程は2日午後4時=福岡県糸島市・海徳寺▽3日午後5時=佐賀県唐津市・萬徳寺▽4日午後6時=長崎市・教宗寺▽6日午後4時=熊本県水俣市・西念寺▽7日午後5時=鹿児島県出水市・西照寺▽8日午後5時=宮崎県小林市・浄信寺▽9日午後4時=大分県豊後大野市・乗蓮寺。
11日午後3時からは「九州ツアー報告会」を福岡市博多区の「博多らくごカフェ笑庵」で開く。詳しくは平和さんのX(ツイッター)。【油井雅和】
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