子どもたちに日本の伝統文化に親しんでもらおうと、米子市の小学校で「学校寄席」が開かれ、プロの落語家の話芸の世界を楽しみました。

体育館に設けられた特別の高座。出囃子に迎えられたのは、東京都出身の落語家、林家たけ平さんです。子供たちに日本の伝統文化「落語」に親しんでもらおうと、たけ平さんの米子市の後援会が開いた「学校寄席」です。米子市の淀江小学校では5年ぶりに開かれました。
高座では、4年生から6年生まで約250人の児童を前に、たけ平さんが古典落語を披露。子どもたちを笑いの渦に巻き込みました。
また子どもたちが落語を体験。扇子を使った、おなじみのそばを食べる仕草などに挑戦したほか、落語に欠かせない座布団の置き方にも意味があることを教わりました。

林家たけ平さん
「縁が切れないように、縫い目のない方を必ずお客さんの方に出します」

児童
「初めて聞いたんですけど、人の声とか表情とかを変えたりして、人の役になり切っていたところが面白かったです」
「凄く楽しくて想像力がこれからに役立つことが分かりました。

林家たけ平さん
「人と人との触れ合いが希薄になっている。落語の世界には、そういうものがたくさん残っているので、人と人とのつながり、優しさを落語を通して感じてもらいたい」

高座を終えたけ平さんは、落語を通じて子どもたちに「センス」の良い大人になってほしいと話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。