落語家・林家たい平さんの「第二回 林家たい平“うつわ”展」が14日から開催。初日開店前に取材に応じました。
本展では、たい平さんが自ら1点1点絵付けした磁器「波佐見焼」約600点が並べられます。
たい平さんは、“(最近は)食事をしている時にスマートフォンを見ていたりして、笑顔の溢れるはずの食卓が無言になっていて寂しい。この「うつわ」から会話が始まって、笑顔が生まれる。そんなことができればいいな。”と、うつわ展開催への想いを告白。
大盛況に終わった前回の開催を振り返り、“たくさんの人が、買った次の日に(うつわに)料理を盛りつけた写真を送ってくれた。”と、嬉しそうな表情を浮かべました。
取材中、デモンストレーションで紙皿に絵付けをすることになると、たい平さんは、“あまり職人さんは使わないんですけど”と、大きな平筆を取り出し、豪快に筆を走らせ、“ゆっくり書くのも大切なんですけど、(速く仕上げると)勢いみたいなのが出てくるので”と、流れるように作品を作り上げました。
そんなたい平さんの製作スタイルについて、波佐見焼の職人さんも驚いているそうで、“「あんなに速くできるんだ」「あんな筆で描いているんだ」と言われます”と、たい平さんは笑顔。
たい平さんは、今回用意した600点を作るために朝から晩まで「3日間」黙々と作業したことを告白。“何もしゃべらないで、モノに向かっている方が好きなんです。何日でも出来ます。その反動で、お客さんの前に出た時にパワーが出る”と話しました。
最後に「なぞかけを...」と、記者から声があがると“「波佐見焼、うつわ」とかけまして「ご近所のうわさ話」と、ときます。その心は、盛れば盛るほど楽しくなる”とキレイに締めました。
うつわ展がオープンすると、会場にいるたい平さんを気にもかけず、波佐見焼に興味津々のお客さんたちを見て、“全然オレ人気ないな。林家たい平がここにいるんですけど!”と呼びかけて笑いを誘っていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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