お盆ならではのちょっと冷っとするイベントの話題、福井市在住の世界的な妖怪絵師が描く妖怪たちのイラストを展示した「妖怪フェス」が、福井市のハピリンで開かれています。
福井テレビ・佐々木拓哉アナウンサー:
「こちらの会場は照明も薄暗くなっていて、どこか不気味で少し肌寒さも感じる。そんな空間になっています」
会場に並ぶのは、アメリカ出身で、現在、福井市に住む世界的に人気の妖怪絵師マットマイヤーさんが描いた妖怪のイラスト50点です。お盆の時期で里帰りをする人も多い中、福井独自の妖怪文化を知ってもらおうと、まちづくり福井が企画しました。
「福井ローカル妖怪」のコーナー、越前国にまつわる不思議な話「越前奇談」をもとにしたイラストで、鯖江の百姓の家の床下に現れた妖怪を、恐る恐る覗く様子を描いています。
子供たちは、おびえて逃げまわりながら、「妖怪が怖いしリアルだし、珍しい妖怪がいっぱいいておもしろい」「顔がおもしろい」などと興奮した様子で話していました。また、ある子供の父親は「お化け屋敷みたいなのかなと思ったが、意外とかわいい妖怪がいっぱいいて癒された」と話していました。
また、専用のアプリを使ってスマートフォンのカメラで見てみると、丸く赤いものが現れ、それが赤い妖怪に姿を変え、立ち上がって歩き始めるなど、趣向を凝らした演出もされています。
企画したまちづくり福井の岩井佑允さんは「妖怪というのはどこか怖いものというところがある。妖怪フェスに来て少し涼んでいただくような形にしていただければ」と話していました。
この妖怪フェスは18日まで開かれています。
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