日本将棋連盟は19日、2024年度奨励会入会試験で竹内優月(ゆづき)女流2級(13)=中学2年=が6級で合格したと発表した。現役の女流棋士が奨励会試験に合格するのは、11年5月に奨励会入りした福間香奈清麗(32)以来13年ぶり。女流棋士として活動を続けながら、9月から奨励会でも対局を重ね、プロ棋士の条件である四段昇段を目指す。
竹内女流2級は東京都中央区出身で武市三郎七段門下。24年3月に中学1年で女流棋士となり、通算成績は4勝3敗。将棋連盟を通じ、「正直なところ合格できると思っていなかったので、とても嬉(うれ)しく思っています。ここからがスタートだと思うので、これから更に強くなっていけるよう精進して参りたいと思います。これからも応援宜(よろ)しくお願い致します」とコメントを出した。
奨励会の6級合格にはアマ三、四段の実力が必要となる。規定の成績を収めると段級が上がり、1級、初段を経て最高段位は三段。半年に1回行われる三段同士が戦うリーグで、原則上位2人が四段に昇段し、プロ入りとなる。女性の奨励会入会は21人目で、現在は中七海三段(26)が在籍している。【丸山進】
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