2018年の西日本豪雨などで崩落した丸亀市の丸亀城の石垣。その石垣を再び積み上げる復旧事業が8月20日から始まりました。

(早川祐貴記者)
「私の後ろでは石垣を再び積み上げる作業がまもなく始まります。丸亀城の石垣復旧に向けた第一歩を踏み出します」

クレーンによって運ばれる大きな石。崩落後に回収した石垣の石を、もともとあった場所に戻していきます。帯曲輪と呼ばれる石垣の一番外側の部分から石を一つ一つ積み上げもとの姿を目指します。

丸亀城の石垣は2018年の西日本豪雨や台風の被害を受けて崩落。当初は2024年3月までの復旧を目指していましたが、地中から新たな石垣が見つかるなど復旧事業は延期が相次ぎ、総事業費も約53億円まで膨らみました。

(丸亀市教委文化財保存活用課 大林隆之副課長)
「丸亀城の石垣は全国的にも有名で、市民のシンボルでもあるので、スローガンが「あの美しい石垣をもう一度」ということで、協力して頑張っていきたい」

高さ31メートルの石垣を再び積み上げる歴史的な復旧事業。市は2028年3月の完成を目指しています。

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