鳥取県境港市の水木しげる記念館が20日、リニューアルオープンした。記念館前にはこの日朝から、約1年ぶりの開館を待つファンの長い列ができていた。

 午前9時半前、庄司行男館長と集まった人たちで、開館カウントダウンが始まる。にぎやかな声があたりに響いたあと、新しくなった記念館に人が入っていった。エントランスでは鬼太郎らが来館者をお出迎え。うれしそうな表情をしてスマホをかざし、鬼太郎たちを撮影するファンも多かった。

 水木しげるが生まれた3月8日にあわせ、この日午前3時8分から記念館前で開館を待っていたという大阪府豊中市の会社員、村次潤一さん(42)は「何度見ても楽しめる展示内容になっているし、前の記念館の壁に描かれていた水木さん直筆の壁画がきれいに保存されているなど、旧記念館のよさも残っていてすばらしい。ゴールデンウィーク明けに、また来たい」と話していた。(渡辺翔太郎)

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