Eテレ「おかあさんといっしょ」の元体操のお兄さんで、“ひろみちおにいさん”の愛称で知られ、「脊髄梗塞」のために下半身が麻痺して入院していた佐藤弘道さん(55)が、歩けるところまで回復し、退院したと所属事務所が明らかにした。今後は医師の判断を仰ぎながら、可能な範囲で仕事も再開していくとしている。

佐藤さんは6月に病気について公表した際、病名を脊髄への血管が詰まる「脊髄梗塞」と明らかにした上で、「今は緊急入院をし、投薬とリハビリの日々を過ごしています」「脊髄梗塞は残念ながら有効的な治療法が無いことは知っています。今は全く歩けません」と厳しい状況を記していた。

所属する太田プロダクションのホームページにきょう20日掲載された直筆のメッセージによると、「医療従事者の皆様、リハビリをしてくださった作業療法士・理学療法士の皆様のお陰で奇跡的に歩くことが出来るようになり、無事退院することが出来ました」としている。

その上で、「ファンの皆様、スポンサーの皆様、関係のある全国の自治体、幼稚園・保育園・子ども園・学校関係者の皆様からの温かい励ましのメッセージのお陰でもあります。たくさんのパワーをありがとうございました」と感謝の言葉も寄せた。

ただ、「退院はしましたが、下半身の麻痺やしびれが残り、失ってしまった機能もある為、一般の方のような歩き方は出来ません。次のステップに向けて通院リハビリ及び自宅リハビリは続きます」としている。

(※写真は太田プロダクションのXより)

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