2024年にそれぞれ100周年を迎える日本将棋連盟と阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)が12月8日に同球場で100周年記念対局を開催する。対戦カードは、藤井聡太名人・竜王(22)=王位・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=と、「永世七冠」の羽生善治九段(53)と1月に発表済みだったが、その他の開催概要が8月27日に発表された。
記念対局は午後1時半から「貴賓室」で行われる予定。観覧者はスタンドの座席から、球場のメインビジョンや三塁側スタンド内特設ステージで行われる大盤解説を通して、観戦する。
大盤解説に出演するのは、谷川浩司十七世名人(62)、久保利明九段(49)、室谷由紀女流三段(31)、榊(さかき)菜吟(なな)女流2級(20)。4人とも、阪神甲子園球場を本拠地とする阪神タイガースの熱心なファン。ますます熱い解説が期待出来そうだ。特設ステージでは、対局後の両棋士による感想戦なども行う。
記念対局前には、谷川十七世名人、室谷女流三段、そしてスペシャルゲストによるトークショーも。
観覧者は、球場のグラウンド(人工芝部分)で写真撮影を楽しめる「グラウンドウォーク」に参加できる。
チケットは8月30日午前10時から、ローソンチケットで発売。すべてのチケットに、観戦証明書、甲子園歴史館入館券、グラウンドウォーク参加権が付く。
券種は、①「両対局者の当日の昼食と同じ特製弁当などが付いたSS指定席」(限定100席、1万5千円)、②ステージに最も近いエリアの「SS指定席」(8千円)、③ステージを直接観覧できる「S指定席」(6千円)、④ステージの様子は大型モニターでの観覧となる「A自由席」(おとな2500円、こども〈4歳~中学生〉1500円)、⑤「車いす専用席」。
早指しトーナメント「小学生将棋甲子園」も同時開催される(午前9時半~午後0時半、球場の一・三塁側ブルペン)。高学年の部と低学年の部の2クラス制で、定員は各64人。参加料金4千円(税込み)。8月30日午前10時~10月28日午後11時59分、日本将棋連盟サイト内専用申し込みフォームから申し込む。応募多数の場合は抽選。(佐藤圭司)
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