きのもと秋のほんまつりをPRする江北図書館の久保寺容子館長(中央)ら=長浜市役所で2024年8月26日午後2時18分、長谷川隆広撮影

 本の可能性と図書館の未来を考える「きのもと秋のほんまつり」が10月6日、滋賀県長浜市木之本町木之本の木之本スティックホールで開かれる。江北図書館ファンクラブfunの主催で、昨年に続いて2回目。本紙土曜朝刊の人生相談でおなじみの作家・高橋源一郎さんの講演会や本の作り手によるトークライブ、地方出版社の本の直販市などを予定している。

講演会は「獄中図書館 ぼくが本と向き合った時間」と題し、学生運動で逮捕された高橋さんが拘置所で読書に多くの時間を費やした経験を基に本について語る。図書館の未来にも言及する。

 講演会は午後1時半~午後3時。一般2000円(大学生以下1000円)。申し込みはウェブサイト(https://peatix.com/event/4096154)で。8月29日10時に受け付け開始。先着300人。メール(kohokutoshokan@gmail.com)または電話(0749・82・4867)での申し込みも可。

 トークライブは無料で、午前10時半~正午。地方で作る本の魅力や地方出版社がいかに地域と関わっていくかを本の作り手が語り合う。神奈川の風鯨社や静岡の子鹿社、大阪の西日本出版社の代表らが参加する。直販市では、全国各地から約20の小出版社がそれぞれの出版本を持ち寄って販売する。

 会場設営や誘導、チケット販売などのボランティアも募集している。同館の久保寺容子館長は「江北図書館をより多くの人に知ってもらい、応援してくれる人を増やすことも大きな目的なので、図書館にも足を運んでほしい」と話した。

【長谷川隆広】

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