俳優の佐藤二朗さんと宮沢りえさんが、舞台「そのいのち」製作発表に出席しました。
本作は佐藤さんが12年ぶりに書き下ろした新作戯曲で、ミュージシャン中村佳穂さんの楽曲「そのいのち」にインスパイアされて執筆した作品です。
キャストにはハンディキャップがあり、女優として活躍する佳山明さん、上甲にかさんも出演。
「持つ者」と「持たざる者」の間にある埋めようのない「溝」を描きます。
主演の宮沢さんは“役者・佐藤二朗さんのお芝居がとても好きで。お芝居に感動することが多くて、二朗さんのファン。その二朗さんが12年ぶりに書かれた台本が届いた時、最初ワクワクして読み始めて。途中、鳥肌が立つシーンがあって、このお芝居やりたいと思った“とオファーを受けた時を回顧。
一方、佐藤さんは宮沢さんに台本を渡した時のことについて“脚本を読んでいただいたんだけど、(出演は)難しいだろうな、暗い話だしって思ってたら、りえちゃんが「楽しみにしています」って言ってくれて。すぐプロデューサーに「宮沢りえが出るかもしれない!」って“と興奮の瞬間を迫真の演技で伝え、会場を笑わせました。
また、宮沢さんの人柄について佐藤さんは“これ言っていいのかな“とためらいつつ、映画の声の吹き替えで、初共演した時を振り返り“役柄のポンコツマジシャンにかけて、若い記者さんは悪気なかったと思うんだけど「お互いがポンコツと思うところはどこですか?」って言ったら、それまで、にこやかだったのに、りえちゃんの顔色が変わったのを感じたんですけど「共演者をポンコツと思って演じてる俳優なんて、誰もいませんよ!」って怒ったんですよ“と、宮沢さんが激怒したハプニングを告白。“そのとき最初に、あ、この人信用できるなって思ったの“と明かしました。
すると、宮沢さんは“ピーですよ、ピー“とおちゃめにリアクションするも、司会からそのときの記憶は?と聞かれると、宮沢さんは“(記憶が)ないんですよねぇ“と、激怒ハプニングをすっかり忘れている様子で、佐藤さんは“ないんかいっ!“と驚愕し、会場を笑わせていました。
宮沢さんは“脚本に込められた思いを、どう形にしていくのか、それに携わるのが楽しみだし、健常者と障がい者って区別することってなんだろうと疑問がわいてきて、(障がい者の)お2人と舞台を作るのは、すごく大きな経験になると思います“と意気込み。
佐藤さんも“車椅子のお2人とともに、一丸となって1ミリでも上を目指していいお芝居を皆さんにお届けしたいと思っています。楽しみにしていてください“と呼びかけました。
【担当:芸能情報ステーション】
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