ひこにゃん絵本の販促プロジェクトを展開するもへろんさん=滋賀県彦根市本町1で2024年3月11日午後1時43分、伊藤信司撮影

 今春完成した滋賀県彦根市のキャラクター「ひこにゃん」の絵本3冊(各1200円)について、原作者のもへろんさん(39)と印刷出版会社「アインズ」(竜王町)が販促プロジェクトを展開している。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で1口3000円~100万円の寄付を募り、返礼品としてこの絵本やひこにゃんグッズを送付。高額寄付の場合はもへろんさんが似顔絵を描いたり、国内各地を直接訪問したりするサービスも提供する。寄付金は絵本の広報宣伝費などに充てる。寄付は5月19日まで。

 プロジェクト名は「ひこにゃんの秘密判明!? 『ひこにゃんえほん』で彦根と滋賀をもっと盛り上げたい!!」。ひこにゃんは国宝・彦根城築城400年祭(2007年)にあわせて誕生。しかし、ファンの間では「なぜかぶとをかぶっているの?」「どこに住んでるの?」といった疑問があったという。3月完成の絵本では、江戸・豪徳寺で殿様を落雷から救い、かぶとと刀をもらって彦根城に招かれた――などのいきさつを明かしている。

 寄付3000円の場合は希望の絵本1冊、表紙イラストのポストカード、絵柄付きお礼メールが届く。5000円で2冊、8000円で3冊がもらえ、1万円以上なら彦根市四番町スクエア「ひこにゃんショップ」の買い物券も付く。さらに5万円以上で寄付をした人の写真画像を基にもへろんさんが似顔絵を制作。50万円以上で「もへろん先生があなたに会いに行きます」のサービスとなる。問い合わせはアインズ地方創生チーム(0748・58・8104)【伊藤信司】

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