繰糸の様子を実演するボランティア=群馬県富岡市提供

 群馬県富岡市は1日から、世界遺産「富岡製糸場」(同市)の繰糸所で繰糸の実演を行うボランティアを募集する。創業時に使っていたフランス式繰糸器の復元機を使って、繭から糸を取る様子を実演してもらう予定。

 市によると、2017年からボランティアによる繰糸の実演を行っている。現在は11人が実演にあたっているが、土日祝日に担当できるボランティアが少ないことから募集を決めた。

 応募できるのは女性のみで、初心者でも指導員から約半年ほど研修を受けられる。実演は午前と午後に1回ずつ、1時間半ほど行う。1回につき2000円の謝礼が出る。

 市の担当者は「初心者でも問題ないので、ぜひ応募してほしい」と呼びかけている。問い合わせは富岡製糸場総合研究センター(0274・64・0005)。【加藤栄】

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