パリス・ヒルトン(2021年6月、ニューヨーク) Ron Adar-Shutterstock
<ネット上では「救命胴衣は着用させるべき」との忠告が相次いだ>
元祖お騒がせセレブとして知られるパリス・ヒルトンが、2021年に結婚した夫カーター・リウムとの間の1歳の愛息フェニックス君と生後8カ月の娘ロンドンちゃんを伴い、豪華クルーザーでバカンスを楽しむ様子をTikTokで公開。
【動画】「めちゃくちゃ怖い」救命胴衣も着用せずにデッキを歩き回るパリス・ヒルトンの1歳息子にネットはひやひや
しかし、「フェニックスが世界を探索するのを見るのは私にとってとても特別なこと。イケてるママでいられて感謝しています」とコメントを添えた動画で、救命胴衣をつけずにフェニックス君が船の上を歩き回っていたことから「めちゃくちゃ怖い」「心臓に悪い」と批判が相次ぎ、「事故が起きてからでは遅い」と炎上する騒ぎとなった。
問題となったのは、8月28日に投稿したデッキの上をよちよち歩きするフェニックス君の姿。一人でデッキをうろつき、段差を乗り越え、船底が透けて見えるようにカスタムメイドされたシースルーネットの上を楽しそうに渡る姿が映っている。
動画を見たファンからは、「ノー、ノー、ノー。何が起こるか分からない!!!常に救命胴衣を着させないとダメ」「走り回って、船から落ちそう」「ネットが破れる可能性だってある」「子供たちのことが心配」などのコメントが寄せられ、救命胴衣を着用させるべきとの忠告が相次いだ。
同様の炎上は過去にも
バカンスのハイライトをまとめた別の動画でもデッキの縁に座って電動サーフボードに乗るパリスを眺めるフェニックス君の姿がとらえられており、一歩間違えると船から落ちてしまいそうな様子に衝撃を受けたファンも多かった。
「自分たちの子供には何の価値もないと言っているようなもの。自己陶酔」「なぜ船の縁に座って落ちそうな息子を見ているの?驚きだ」「救命胴衣を着せることができないなら親失格」「海に落ちそうなのに、心配しないなんてどうかしている」と、ネットでは親の資質を問う声も相次いでいる。
過去にもプールで泳ぐフェニックス君のライフジャケットが逆さまだったり、チャイルドシートの取り付け方が間違っているとネットで指摘されてきたパリスは、今回も「ママたち、アドバイスをしてくれて、いつも私のかわいいクルーを気遣ってくれてありがとう」と忠告に感謝の言葉を述べている。
一方で、「これは大きな船だし、夫と私が常に彼の近くにいて、鷹のように見張っているから大丈夫。子供たちは私の世界そのものよ」と反論し、反省する様子は見られなかった。
危険を認識していないパリスに、「救命胴衣なしで海の近くに座らせるなんて狂っている。大人が近くにいるから大丈夫という問題ではない」「何かが起こるかもしれない。だからこそ、それは事故と呼ばれる」と、呆れるファンも多かった。
「大きな船だから問題ない」とパリスを擁護する声も一部あったが、「先日、ヨットがわずか60秒で沈んだ。それでも大丈夫と言える?」と、イタリアのシチリア沖で著名起業家らが乗った豪華ヨットが沈没して複数の死者が出た事故を引き合いに、大きな船でも決して安全ではないと指摘するユーザーもいた。
[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年よりロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆している。日刊スポーツ新聞のサイトにてハリウッド情報や西海岸のトレンドを発信するコラムも寄稿中。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。
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