将棋の山崎隆之八段(43)が22日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第95期棋聖戦挑戦者決定戦(産経新聞社主催)で佐藤天彦九段(36)に勝ち、藤井聡太棋聖(21)=名人・竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将と合わせ八冠=への挑戦権を獲得した。
山崎八段は広島県出身。1998年、17歳で棋士に。2009年の王座戦で羽生善治王座(当時)に挑戦・敗退して以来、2度目のタイトル戦となる。日本将棋連盟によると、15年のブランクを経てのタイトル戦出場は、1987年の棋聖戦で18年ぶりにタイトル戦に登場した西村一義九段(86)=引退=に次いで、史上2番目に長い期間となる。
五番勝負は6月6日に千葉県木更津市で開幕する。5連覇を目指す藤井棋聖は、自身初の永世称号資格獲得(永世棋聖=棋聖獲得通算5期が条件)が懸かるシリーズとなる。(北野新太)
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