名人戦第2局を翌日に控え、対局場を検分する藤井聡太名人(手前右)と豊島将之九段(同左)=千葉県成田市の成田山新勝寺で2024年4月22日午後4時1分、渡部直樹撮影

 藤井聡太名人(21)に豊島将之九段(33)が挑戦する第82期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の第2局が23日、千葉県成田市の成田山新勝寺で始まった。同寺での名人戦は10年ぶり3回目。藤井名人が開幕戦に続く連勝で初防衛に向け勢いを加速させるか、5期ぶりの名人復位を目指す豊島九段が対藤井戦の連敗を10で止め、反転攻勢に出るか。

 盤側で小泉一成市長らが見守る中、定刻の午前9時、立会の森内俊之九段が対局開始を告げた。先手番の豊島九段は気息を整えて、2六歩と飛車先の歩を突いた。

 持ち時間は各9時間で、午後6時半に指し掛けとなり、24日に指し継がれる。【新土居仁昌、丸山進】

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