新将棋会館完成、内部を徹底紹介 新しい「特別対局室」に「棋の音」=北野新太撮影

 日本将棋連盟は8日、東京都渋谷区に完成した新しい将棋会館を報道陣に公開した。JR千駄ケ谷駅から徒歩2分の場所に建てられた地上4階地下1階建てビルの、1階部分。対局室は21畳の特別対局室など12室で、対局者の体調に配慮して使われる椅子対局室もある。また、将棋道場とショップ、カフェを併設した「棋(き)の音(ね)」が10月1日にオープンする。

 連盟の羽生善治会長は「これからはこの場所を将棋界の総本山として多くの方に訪れて楽しんで頂ける場所にしていきたい」とあいさつした。

新将棋会館お披露目式、羽生善治会長「ワクワクしてます」=北野新太撮影

 現在の将棋会館は1976年に千駄ケ谷駅徒歩7分の場所に建設されたが、耐震性に問題があるとして、移転が進められていた。新会館での対局は年明けを予定する。

 また、8日は将棋連盟の創立100周年にあたり、都内で記念式典も開かれた。(杉村和将)

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