【宮古島】琉球交響楽団は1日、宮古島市で4年ぶりとなる「ふれあいコンサートin宮古島2024」をマティダ市民劇場で開いた。俳優で歌手の城田優さん、宮古島ポップシンガーの下地美波さん、市出身のソプラノ歌手友利あつ子さんがゲスト出演し、オーケストラをバックに個性的な歌声を響かせた。(宮古支局・當山学)
かしこまった演奏会と違い、入場に年齢制限がなく多くの子どもたちが来場した。音楽に触れて楽しむ演出が満載で、楽団員らはそれぞれの楽器の特徴や音色を紹介したほか、客席まで降りて演奏。友利さんと会場の子どもたちが「はたらくくるま」を歌う場面もあった。
城田さんは自身の曲「夢の種~I’ll be by your side」を情感たっぷりに歌い上げた。歌には「夢は諦めなければ近づいてくる。あなたの夢がかないますように」との思いを込めた。
友利さんは「宮古島から音楽大に行く先輩が多かった。クラシックを難しいと思わず、気軽に聴いてほしい」と呼びかけた。下地さんは「オーケストラをバックに歌う日が来るとは思わなかった。ぜいたくな場所で気持ち良く歌えた」と話した。最後は出演者と来場者が「星に願いを」を合唱し、盛り上がった。指揮は加藤雅弘さん、司会は空馬良樹さんが務めた。
北中学校吹奏楽部の下地菜々恵さん(15)は「普段は聴けない弦楽器を間近で聴いて、指ではじく弾き方など学ぶことができた。この経験を自分たちの演奏につなげたい」と語った。
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