国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「角館祭りのやま行事」で知られる秋田県仙北市の「角館のお祭り」を題材にしたテレビ番組が放送されることになり、関係者が8日、制作に向けて意気込みを語った。

400年以上前に始まった仙北市の「角館のお祭り」は、地域繁栄、商売繁盛、家族の無病息災などを願う伝統行事。山・鉾(ほこ)・屋台行事の1つとしてユネスコの無形文化遺産に「角館祭りのやま行事」の名で登録されている。

祭りの目玉は観光客向けの「やまぶっつけ」で、曳山(ひきやま)同士が通行の優先権を巡って交渉し、決裂すると始まる。

こうした祭りの魅力を紹介しようと、大手飲料メーカー・ダイドードリンコは全国各地のテレビ局と番組制作に取り組んでいて、2024年は「角館のお祭り」を取り上げる。

8日は、社員や番組スタッフなどが仙北市の田口知明市長と面会し、祭りや番組などについて懇談した。

 ダイドーホールディングス・三原真紀子部長:
「日本の祭りの活動は22年間継続してきた。全国各地の素晴らしい日本の伝統芸能や祭りを、地域の人や全国の人に知ってもらいたいという思いで継続している」

番組は10月6日午後1時から秋田テレビで放送される。

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