岡山県北を舞台に9月28日に開幕する「森の芸術祭」、出品されるアート作品の制作現場が9月11日、倉敷市で公開されました。

16枚のパネルに筆で丁寧に水性塗料を塗っていきます。ベルギーのブリュッセル在住で台湾出身のアーティスト、マイケル・リンさんが手掛ける絵画です。9月28日開幕の「森の芸術祭 晴れの国・岡山」で展示されるこの作品、9月3日から倉敷市の倉敷芸術科学大学で、サポートスタッフの学生やマイケルさんのアシスタントが制作に取り組んでいて、作業は仕上げの段階に入っています。

(制作作業に参加している学生は…)
「1色1色がはっきり分かれているが、全体として見たらすごく複雑に形が構成されていてすごいと思った。制作していて失敗できないとあってすごく緊張感がある」

作品は、マイケルさんが2024年6月に新見市を訪れた際に見た草木染めの色見本をもとにデザインされていて、約40色の絵具を使って草木や花、昆虫などが描かれています。

(マイケルさんのアーティストアシスタント 東智恵さん)
「作品は大きいので全体として楽しんでもらうのはもちろんだが、地域の人が頑張って細部までこだわって着彩しているので、近くで見て、それも楽しんでもらえたら」

作品は、完成すると縦7.7メートル、横4.8メートルの巨大な絵画になる予定で、「森の芸術祭」の会場の一つ、新見市の「まなびの森新見図書館」に展示されることになっています。

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