お笑いコンビ・NON STYLEの石田明さんとガクテンソクの奥田修二さんが、東京・ヨシモト∞ドームで行われた「2024年 笑う東大、学ぶ吉本プロジェクト『漫才ワークショップ-お披露目ライブ-』」に出席しました。
このプロジェクトは、東大の「知」と吉本興業の「エンターテインメント」を掛け合わせ、東大生がこれまでの生活と異なる文化・価値観に触れる体験型教育プログラムとして2021年から行われているもの。今月2日に石田さんらの講義を受けた東大生6組のコンビが実際のステージでネタを披露する事になりました。
学生から緊張しない方法を聞かれた石田さんは“僕も元々は緊張しいなんですよ”と明かし“ある日を境に、まったく緊張しなくなりました。それはR-1グランプリの決勝で、めっちゃスベってからなんですよ。とんでもない大舞台でめっちゃスベったら何も緊張せえへん”と秘訣を明かしました。
ネタ見せの結果は「パイナップル丸呑み坊や」と「なべしん」が同点優勝となりました。
イベントを終え、石田さんは“人前で自分たちが作った『正解の無い物』を表現し、それに点数をもらうという、これまでに経験の無い事をするというのは、すごく良い経験になったと思います”と語り、奥田さんは“きっと、これまでは自己完結で笑っていたものが、実際にお客さんを前にして、おそらく面白いと準備していたものがハマらなかった箇所もあるだろうし、その逆もあったと思います。準備してたことと結果が、良い意味でずれ「あっ!こういうこともあんねや」と気づけたのはワークショップだけでなく、ライブまでやったことに意味があると思います。これ経験したら今後のコミニュケーションだいぶ楽になるでしょう。きょう、とんでもないドぎついプレゼンやって勝った二組なんで、今後、楽しく生きて行って欲しいです”と、ねぎらいました。
「パイナップル丸呑み坊や」の小河さんは“4年生で就職先も決まっていますが、どこかこのまま就職してしまう人生ってどうなんだろうと思うところもあり、こうして賞ももらい、一応、M-1にもエントリーしているので、もう一度考え直したいという気持ちもあります”と語ると、相方の角田さんも“僕も小河さんと一緒にM-1に出て、「就職するのも…」と思っているので、相方には「就職蹴ってくれ」と、ずっとお願いしています”とお笑いに掛ける意気込みを明かしていました。
また「なべしん」の滿留(ミツドメ)さんも芸人に興味を示す中、相方の生沢さんは“結局、みんな、まじめに就職するのが東大生だと思うんです”と素直な感想で笑わせました。また授業について“1時間と短い時間でしたが、石田さんの話が体系的にまとめられていて吸収しやすい物だったので、東大生にとって普段の勉強のように学べたのが印象深かったです”と感想を語りました。
最後に石田さんは“プレゼンと違うところは、プレゼンは終わって最後に結果が来るが、笑いはその都度、うける、スベる反応という結果が出続ける。これぞライブというのが体験できたと思う”と語り、改めて「スベる」意義についても聞いてみると“スベるのは良いですよ。スベるのから逃げているうちは伸びきらない。自分からスベりに行ってもダメ。ちゃんと勝ちに行ってスベるからこそ人間厚みが出てくるから”と明かすと、奥田さんも“スベってる最中信じられんほど脳動いてますから!”と同意していました。
【担当:芸能情報ステーション】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。