世界遺産検定1級を取得している俳優の鈴木亮平さんが12日、自身のインスタグラムでエジプト旅の”最終目的地”『アブシンベル神殿』の画像を投稿しました。

鈴木亮平さんは「ついに来ました『アブシンベル神殿』 3300年前、最強の王 ラムセス2世によって岩山に掘られた大神殿です。砂に埋もれていたのを1813年に再発見されました。本当に、、、圧巻!」と世界遺産検定1級らしく投稿。

鈴木亮平さんのインスタグラムより



「しかし、神殿が掘られたこの岩山は、実はコンクリートのドームで出来た人工の張りぼての山です。岩山の後ろに回るとドーム内へと続く入り口が」と、観光ガイドではあまり触れられない”裏側”についても丁寧に説明しました。

鈴木亮平さんのインスタグラムより


解説は続きます。

「60年ほど前。エジプト政府はナイル川にかかる巨大なダムの建設を決定しました。国の発展につながる画期的なプロジェクトでしたが、その結果、貴重な遺跡がダム湖に沈むことになってしまったのです。国連からの要請を受け、世界の国々が予算と人材を派遣し、神殿を丸ごと60メートル高いこの場所に移築したのです。
世界で初めてのことでした」「この出来事がきっかけとなり、1972年、ユネスコで世界遺産条約が採択されました」

鈴木亮平さんのインスタグラムより


鈴木さんは『アブシンベル神殿』について特に強い想いがあるようで、最後に「だからここは、世界遺産のふるさと。全人類が初めて一丸となって、文化財を救った歴史の証人なのです。「豊かに暮らしたい」と願うのも人間の心、「貴重な遺跡を後世に残したい」と願うのも、人間が持つ美しい心。神殿はもちろん息を呑むほどの偉大さですが、僕にとっては、裏にひっそりと存在するこの通用口も、同じくらい人類の偉大さを象徴しているような気がします」と綴りました。

ファンからは「世界遺産博士の亮平様のおかげで私も知識を得られて嬉しいです」「そこにそびえる建造物だけでなく、神殿を建てた人々、砂に埋もれた神殿を描いた人々、移転に関わった人々、その時々にその場に生きていた人々の人生を想像すると本当にロマンです」「亮平さんの夢がまた一つ叶いましたね。拝読している私達も幸せです」などのコメントが寄せられました。

鈴木亮平さんのインスタグラムより



【担当:芸能情報ステーション】

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