二十歳の記念式典で、毎年話題になる北九州市の今や名物「ド派手衣装」の展示が、JR小倉駅で23日から始まりました。

北九州市のJR小倉駅のホームにお目見えしたのは、北九州生まれの「ド派手衣装」です。

約20年にわたり、ド派手衣装を手がけてきたレンタル衣装店「みやび」と、JR九州がコラボして企画されたこの展示会。

地域のにぎわい作りを目的として4つの衣装が展示されています。

◆記者リポート
「こちらは以前、成人式で実際に着用された衣装です。さらに、この展示のために新たに制作された衣装も並んでいます」

JR九州の人気観光列車「36ぷらす3」をイメージした衣装は、高級感のある黒の着物に金色に輝くリボンがアクセントになっています。

また、4月26日にデビューする新しい観光列車「かんぱち・いちろく」をモチーフにしています。

金色のボタンとチェーンで久大線の路線図を描写しています。

◆「みやび」池田雅さん
「渋くてかっこよくて高級感のある列車を再現したくて、上手くかっこ良くできたなと思っています」

「ド派手衣装」は、毎年「二十歳の記念式典」で全国から注目される一方、「北九州のイメージが悪くなる」などと批判も受けてきました。

しかし、去年9月には世界4大コレクションの1つ「ニューヨークファッションウィーク」に出演。

さらに今年3月には、ダウン症モデルの菜桜さんと共に世界最高峰のファッションイベント「パリコレ」にも登場し、世界に認められるカルチャーとなっています。

◆JR九州小倉駅 松尾宜彦駅長
「世界の『みやび』さんですので、ここから世界に元気が発信できるのではないかと考えております」

地域の文化として飛躍を続ける「ド派手衣装」。

JR小倉駅での展示は9月26日まで行われます。

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